1982-02-24 第96回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第2号
なお、県の説明によると、CTS基地の周辺海域である金武湾、与勝海域におけるCTS設置前と五十五年度のCOD平均値の比較はほとんど変化はないが、埋め立て時のしゅんせつ等に伴い軟泥が堆積しているとのことであります。しかしながら、与那城村と平安座局間の海中道路建設等に対して、沿岸漁民から海中道路橋梁化の要求が提案されていることにかんがみ、土砂流出抑制策確立のための調査を進めているとのことであります。
なお、県の説明によると、CTS基地の周辺海域である金武湾、与勝海域におけるCTS設置前と五十五年度のCOD平均値の比較はほとんど変化はないが、埋め立て時のしゅんせつ等に伴い軟泥が堆積しているとのことであります。しかしながら、与那城村と平安座局間の海中道路建設等に対して、沿岸漁民から海中道路橋梁化の要求が提案されていることにかんがみ、土砂流出抑制策確立のための調査を進めているとのことであります。
と申しますのは、ローカル新聞でも、「多良間島にCTS設置の動き」「県市の強いショック」それから「とっぴなはなしに過疎の島動揺」「村民一様に警戒じっくり調査し対処」こう打ち上げられておる。そうしてきのうの新聞社説にも堂々と取り上げられて、警告を発しておる。ここまで事実が進展して、何かはおかぶりをしておるような気がいたしまして、私もぜひ再確認しなければいけないと思って、いま言うわけですがね。
といいますのは、たとえばCTS設置の問題に対しては、本年度も百三十億、また次年度も百二十億の膨大な融資をやっているわけでしょう。一体、開発金融公庫の性格というのが、そういうもので位置づけられていないと思うのですね。
しかもその原油基地構想というものは、世界第一大きないわゆるCTS設置を出してまいりました。そのために愛媛、高知県の漁民の間では、この一年間伊藤忠の計画のために全く振り回されてきたわけです。政争の論争にもなりますし、地方自治体においても大混乱です。